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小さく、そして大きくもある産まれたばかりの
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新生児撮影中、
何気なく、赤ちゃんのあんよを触っていた旦那さまの手。

月、火とメールのお休みをいただいているあいだに、
ニューボーンフォトのお問い合わせをいくつかいただいていて、
みなさまご出産予定近かったのであわてて返信いたしました。

ニューボーンフォト、ここ2、3年とても増えているなぁと改めて。
ご質問も多いので、まとめて記してみますね。

かれこれ10年以上、
家族にまつわることを撮影していますが、
今では普及したマタニティ撮影も、
10年前は外国の女優さんのもので、
その後徐々に日本でも女優さんやモデルさんと広まって、
この仕事にも変化ができてきました。
ニューボーンフォトもまたしかり。
業界誌を見ていても盛り上がりを感じています。

私自身は、
海外のフォトグラファーたちに影響を受けて、
5年ほど前から撮影するようになりました。
これは一緒にsay photoを立ち上げたyukiちゃん(その後電撃入籍で彼女が外国へ移住したことをご存知の方も今ではすくないかもしれませんが・・・say photoの名前の由来はshiori and yukiなんです。)が海外で写真を学んでいた影響もありました。

けれど思えば、
こういった概念が普及するより前に、
わが家にひとり増えました!ということでご出産後すぐ呼んでいただくことはあったように思います。
ご自宅に出張する撮影方法ならではだったのかもしれません。

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使う小物や布たちは持参していますが、
市販品や外国のアイテムそのままではなく、
アジア人の肌にあうことを前提にその道の友人たちに編んでもらったり、
織ってもらっているオリジナルのものたちです。
花冠たちも、フラワースタイリストの友人と何度も打ち合わせをしてニュアンスを詰めて制作してもらったものです。

一般的に生後2週間以内での撮影をニューボーンフォトと呼びますが、
確かにこの時期は宙を泳ぐようなしぐさや、
へその緒の名残、華奢な手足、
ポロポロとはがれた皮膚など、
新生児らしさいっぱいです。
(けれど、体型や成長は本当にひとそれぞれ、
1、2ヶ月経ったころでもニューボーンフォトに近い撮影になることもあります。)

撮影の際は、
お子さまの身体の関節の特徴や、
ご両親が許容できる範囲の構図を確認しながらすすめています。
安全第一!
おそらくニューボーン撮影のお写真を調べたことある方は、
これどうやっているの?というポーズを見たことあると思うのですが、
そういったお写真たちは修正と合成前提の撮影が多いです。
私は過剰な演出は控えたく
あくまでもご自宅のやわらかな光とご家族の手や身体のなかでできる範囲の撮影をしています。
普段からのお写真見ていただければ伝わるかなと思います。
においや感触、第一に。

say photoの撮影は、
何かに特化しているわけではなくて、
マタニティ、新生児、お誕生日、なにげない普段の日、七五三やお宮参りと、
ぜんぶまるごとで毎月満員御礼をいただいています。
ビジネス的には何かに特化した方がよいのかもしれませんが、
ぜんぶまるごとが好きでそうしています。

撮影のご予約はまずは予定日を予告していただいて、
ご出産後に正式な日程を詰めています。
予定日からの前後や、産んでみて事態がかわることがたくさんあります。
なので、その方がみなさまにも負担にならずにお申し込みいただけるかな?と思っています。

東京でのニューボーンフォトはもちろん、
神奈川にも出張しています。

いろいろと記してしまいましたが、
初めてご利用の方も、お気軽にご質問くださいね。

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あの日、
マタニティ撮影で大きなおなかを包んでいらした手のひらは、

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小さく、そして大きくもある産まれたばかりの赤ちゃんを支えていらっしゃいました。

今日は台風、
暑さと通り雨にその存在十分感じていますが、
こんな日をおだやかにさせてくれる編集でした。
と、そんなこんなでちょっと寄り道まじりの記事になりました。

shiori
by sayphotography | 2015-07-16 17:57 | say photoこばなし
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