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おじいさま
この出来事を記す許可をいただいてから、
しばらく時間が経ってしまったのですが、

この仕事をしていると、
家族が増えることも減ることも、
一緒に経験します。

おじいさま。
撮影の1ヶ月半後に突然他界されたお知らせが届いて、
涙が止まりませんでした。
あの日は数年ぶりにおじいさまにもお会いできて、
"いつも孫のいい写真をありがとう。"
と声かけてくださって、
とても嬉しかったのをよく覚えています。
おじいさまの息子さんであるパパさんの子ども時代の話を聞いたりもしました。
たのしかったです。

後日ママさんと
お孫さんがおじいちゃんのことこれからどのくらい覚えているかな?
という話をしたのですが、
わたしは自分の祖父が他界する前のことをよく覚えていて、
5歳のときでした。
当時3歳だった弟も、
その祖父の肩車が父の肩車よりずっと高くて怖くておもしろかったことを
感触として覚えているそうです。

だからきっと、
ボクも感触でおぼえてゆくはず。

おじいさま_d0220593_23453496.jpg

他のお写真の掲載許可をいただいていたのですが、
お孫さん抱きしめていらした写真があったのでこちらを。
おじいさまのお顔は掲載にあたってトリミングさせていただきましたが、
このときのふたりの表情、想像してくださいね!

記しているうちに、
またひと泣きしたので、
このあたりで。

おじいさま、
おじいさまの長い人生のなかではすこしの間でしたが、
知り合うことができて、
何十年と重ねてきた時間の一端を見せていただけてよかったです。
おだやかな口調や、
お孫さんの鼻をかんだり、
絵本を読んであげていた姿、
きっとこれからもふとした瞬間、瞬間に思い出すと思います。

shiori
by sayphotography | 2015-04-07 15:09 | works
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